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ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987

まだ「ロックフェス」なんてものが日本になかった1987年に、熊本県の野外劇場アスペクタのこけら落としとして開催された伝説のロックフェス「BEATCHILD」。

当時の若者から絶大な人気を集めたアーティストが集まったこのイベントは、記録的な豪雨に襲われたため、7万を越える観客にとって非常に過酷なものとなってしまいました。大自然に包まれた会場は周りに何もなく、雨を凌ぐことも食べ物を調達することも困難だったのです

。現代のようにスマートフォンもないので、sportsbets.jpで時間を潰すようなこともできず、ひたすらファンは朝を待ったといわれています。そんな今では信じられないようなこのイベントの過酷さの一端は、この映画からも窺えます。

監督:佐藤輝

大手テレビ局TBSで下積みをし、この作品で監督デビューを果たした人物です。

JUNK STORY

「hide 50th anniversary FILM」と書かれていることでもわかるように、1998年に謎の死を遂げた元X JAPANのギタリスト、hideの生誕50年を記念して作られたドキュメンタリー映画です。公開は2015年になります。

生前、彼におこなったインタビューや、彼と親交のあったミュージシャンへのインタビューなどで構成され、人間「hide」の姿に迫る内容となっています。もちろんレコーディング風景やライブ映像もふんだんに使用されていて、音楽ファンなら誰にでもお勧めしたい作品です。

監督:佐藤太

もともとはテレビ畑で活躍し、2005年の「インディアン・サマー」で長編映画監督デビューを果たした人物です。2016年には映画「太陽の蓋」で東日本大震災を多面的に捉え、モントリオール世界映画祭の「Focus on World Cinema」部門に正式招待されました。

タカダワタル的

伝説的なフォークシンガーで、2005年に亡くなった高田渡を描いたドキュメンタリー作品です。未だに小さなライブハウスで演奏する彼に、150日間密着取材。笑いの絶えない和やかなライブパフォーマンスを作品中で見ることができます。

関西のフォークムーブメントの中心人物として活躍し、日本のフォーク人気の先鞭をつけながらも、何物にも縛られることなく生きた彼が、そのままの形でこの作品には映し出されています。監督白石晃士で、続編に当たる「タカダワタル的ゼロ」も2008年に作られています。

監督:タナダユキ

2001年、自身で主演も演じた映画「モル」で監督デビューし、PFFアワードグランプリと日活ブリリアント賞を受賞。期待の新人と騒がれたのがタナダユキです。彼女の監督2作目として、この「タカダワタル的」は制作されました。

パンドラ

1992年のメジャーデビューし、2004年に一度解散。現在は再び活動を行っているザ・イエロー・モンキーを取り上げたドキュメンタリー映画です。日本を代表するロックバンドの1つである彼らが、1998年に約1年間にわたり、113回にも及ぶライブツアーを敢行したときに残された映像を、編集し、作品としてまとめたものです。もちろんライブ関係の映像だけではなく、レコーディングやプロモーション映像も使用されていて、ファンにとっては盛り沢山の内容になっています。公開は2013年です。

監督:高橋栄樹

もともとザ・イエロー・モンキーのミュージックビデオを多く手掛け、1999年に「trancemission トランスミッション」で映画監督デビューを果たしたのが、高橋栄樹です。数多くのアーティストのミュージックビデオを作成する、業界の第一人者です。

矢沢永吉 RUN&RUN

1980年に劇場公開された、ミュージシャンのライブに密着するドキュメンタリー映画の先駆けとなった作品。1979年名古屋球場で行われたライブ映像を中心に、当時としては非常に貴重だった矢沢永吉のオフ映像なども盛り込まれ、YAZAWA信者垂涎の作品となっています。

この作品を見れば、当時の矢沢永吉がどれほどファンから熱狂的に支持されていたかがわかるでしょう。マスコミ嫌いだった矢沢永吉が、映画のプロモーションに全く協力してくれなかったというエピソードも、この作品の制作秘話として残されています。

監督:根本順善

脚本家、八木保太郎のもとで修業し、新東宝撮影所の助監督となった人物です。海外でも有名なドキュメンタリー作品「永遠なる武道(英題 Budo: The Art of Killing)を撮った監督でもあります。

ミュージシャンの映画

ビートルズの時代から、ミュージシャンの映像を作ることに積極的だった西洋と違い、日本ではそのような映像が作られることは殆どありませんでした。しかし近年、ミュージシャンの活動の裏側や、ミュージシャンのパーソナリティが以前より注目されるようになり、それに伴って、このようなミュージシャンに関する映画(多くがドキュメンタリー)も多く作られるようになったのです。

娯楽映画としても面白い作品を紹介

今回ここで取り上げた作品は、もちろんファンには見逃せない作品ばかりですが、映画としてもきっちりエンターテイメントに仕上がっている作品ばかりなので、ファン以外にもきっと楽しめると思います。あまり興味なかったアーティストに出合う機会として、このような映画をご覧になってみるのも良いかもしれませんね。

不確かなメロディー

2001年に公開されたこのドキュメンタリー映画は、元RCサクセション、忌野清志郎のライブツアーを収めたものです。具体的に言うと、ラフィータフィーとして行った2000年のライブハウスツアーのドキュメンタリーであり、約1ヶ月間にわたる密着映像となります。この時期の忌野清志郎は、「君が代問題」や「ライブ・ハウス」問題で話題騒然となり、色々と不遇をかこっていた時代です。それでも音楽を信じ、小さなライブハウスのステージに立ち続ける彼の姿は、見る者の心を打ちます。2009年に若くして亡くなった彼の貴重な映像が見れる作品のひとつです。

映画監督は杉山太郎氏

この作品は、2016年にドキュメンタリー映画「シネマハワイアンズ」の演出・構成を行った、杉山太郎の映画監督デビュー作にして、映画監督として唯一の作品です。

旅歌ダイアリー

「ナオト・インティライミ冒険記」との副題があるように、ファンクやラテン音楽を取り入れたJポップで知られるミュージシャン、ナオト・インティライミに密着したドキュメンタリー映画です。2013年に公開され好評を博し、2017年には第2弾も作られました。ナオト・インティライミの人間性に迫る内容で、彼の音楽が持つ「喜び」がどこから湧いて出ているのか、それが理解できる作品です。世界中の人と笑い、歌う彼の姿は、彼のファンだけでなく、彼を知らない人にも訴えかけるものがあります。

監督:石田雄介

監督は映画「モテキ」の編集を担当し、日本アカデミー賞優秀編集賞を受賞した石田雄介。テレビドラマやミュージックビデオなど、幅広いジャンルで活躍し、バラエティ番組の総合演出まで行った経験のある多彩な人物です。